月別: 2019年3月

大木伐採と抜根

今回はあまり施行することのないクラスの大木抜根についてご紹介します。
公共工事や業者様相手ではなく、個人様からのご依頼ではなかなか出てこないかと思います。
個人様からのご依頼の大木処理となると大抵は家に接していたりすることが多く、
根を抜くと家の基礎に影響が出る可能性があるため、伐採だけで終わるケースがほとんどです。
しかし今回の現場は周囲に何もない広々とした野原ですので根の処理まで施行させていただくことになりました。
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幹の直径は約1メートル樹高は13〜14メートルというところでしょうか。
木はおおきくてもこのようなケースの伐採料金は想像以上にお安く感じると思います。
とにかくどこからでも切り倒せて終了ですので。
今回の場合は伐採に関してはあまり心配していませんでした。
問題は根の処理です。
使用したバックホーは0.08(コンマゼロハチ)です。会社によっては0.1(コンマイチ)とも呼ぶそうです。
※このブログは個人のお客様も見ていますので説明しますが、コンマゼロハチとはバックホーのバケットに0.08立方メートルの土を積める機械のサイズですよ、という意味です。この機械で重さが約2トンあります。

このクラスの根の処理にはもう少し大きめのバックホーをお勧めしますが、今回は他の現場を回す諸事情もありこのサイズです。
普段からこのクラスの工事を頻繁にしているわけではないので、どうやって根を掘ろうかあれこれと案を考えると前日の晩はよく眠れませんでした。
そこで考えたのがある程度の高さで幹を残し、上部にワイヤーをかけてチルホールで引き倒すという方法です。
もちろん根は切断しながらユンボで周囲をグルリと掘り取ります。
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もしこれで幹を地際から切っているならバックホーの力だけで根を掘り起こすしかなく、もちろんこの機械では難しいです。
幸い2トンダンプが現場の近くまで入ったのでチルホールはダンプのフックに引っ掛けることができました。
牽引力1.6トンのチルホールには耐えられます。
あとはチルで引きユンボで押しを呼吸を合わせながら繰り返すだけです。
どちらか一方が急に放してしまうと非常に危険なため作業はゆっくりと進んでいきます。
これで上がらなかったら別の方法を探さなくてはなりません。
直根(根が幹の真下に伸びていること)がなかったので、今回は割と素直に倒れてくれました。
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この一株が非常に大きく、写真で見えている根の高さが約2.5メートルほどはあります。この大きさでは非常に重いため根の周りの土を落としてはチェンソーで切り、バックホーで引きずり上げれるほどの大きさに処理しなければなりません。
チェンソーの刃に土が当たると刃の切れ味が劣るので何度も何度も研ぎながらなんとか根を切断することができました。
次の日から雨も降るということもあり、根株を上げて土を埋め戻して、一旦作業終了です。
天気になったら根株と幹の搬出が待っています。

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