いよいよ雑草がたくさん生えてくる季節がやってきました。
今日ホームセンターに行くと防草シートコーナーができていていかにみなさん関心をもたれているかが分かります。
防草シートはあまり効果がないと思っていらっしゃる方もいるようですが
もしかすると材料の選定や施工方法を一工夫すると満足のいく仕上がりになるのではないかと思います。
それで今回は防草シートを張るこつを書いてみたいと思います。
まず手始めにすることはシートを張る場所の除草です。
特にカヤとササ類がある場合は極力除根したほうがいいと思います。
もし安い素材の防草シートを使用すると突き破って出てきてしまいます。
除草が終わったら植木やその他の植物に影響がない場合,根から吸収するタイプの除草剤を使用するとより効果的です。
二番目にすることは残土処分と整地です。
多分これが一番の重労働で自分でされる場合は手を抜きたくなる作業だと思います。
特にこれといって施工場所に桝がない場合は平らに整地するだけでいいのですが,
桝がある場合残土を処分しないと桝の周囲に急なこう配がついてしまい,
見た目の悪さや歩きづらさという問題が生じてしまいます。
またあまりにも整地がされていないと防草シートが上手く張れずに隙間ができてしまうこともあります。
残土の発生量ですが,例えば3㎝の厚さで30㎡(10m×3m)砂利を敷こうとする場合
30(㎡)×0.03(m)=0.9(㎥)もの量の土が出ます。
それをほぐすとだいたい1.1(㎥)くらいです。(2トンダンプに軽く一杯位と考えて下さい)
3番目にすることはシート張りです。
できれば下地の土を転圧して固めておくとよいでしょう。
シートの選定ですがおすすめはデュポン社製のザバーン240という製品です。
値段差は安いシートの4倍差位ですが,コスパは4倍以上優にあります。
例えば,「亡くなった両親の家を処分するまでの間数年間持つだけでよい」などの理由であれば
安いシートを使用するほうが良い場合もあります。
ですが,長らく自分が住むことを目的として家周りに防草シートを施工することをお考えの方は
少々高く感じてもデュポン社製のザバーン240を使用するほうが良いのではないかと思います。
ちなみにピンは刺したほうが良いかといえば良いのですが
上に砂利を敷く場合であれば砂利の重みでシートが飛ぶことはまずないので
仮止め程度に考えておけばよいかと思います。
4番目はいよいよ砂利敷です。
砂利はたくさん種類があるので家の外観や周囲になじむようなものを選択できます。
少し費用を押さえたい場合は砂利を業者さんに自宅まで運搬してもらうという方法があります。
砂利はきっとイメージしている量よりもたくさん使用すると思います。
薄く敷くと下地のシートが見えて見栄えが悪くなったり,直射日光がシートに当たり早く劣化してしまうため
厚く敷いてあげるのがポイントです。
予算が限られている場合は業者さんにダンプで運搬したもらうのも一つの方法です。
もちろん種類はホームセンターみたいにたくさんは選べませんが
費用はかなり抑えることができます。
いくつかのポイントを書いてみましたが
まずは一つ一つの工程を面倒くさがらずに地道にコツコツとするとうまく仕上がります。(笑)
雑草が伸びきってしまってからの作業はとても厄介ですから
この時期に雑草対策として防草シートを考えてみませんか?
当店では防草シート張り工事を高品質・低価格で請け負っていますので是非この機会に検討なさってください。